2017.05.28記 正月に書いた記事が下書きのままだった事に気づいた。そのまま投稿する。
あけましておめでとうございます。今年も良い年にしたいですね。
さて、タイトルの通り、2016年の振り返りとして昨年読んだ本を思い出せる限り挙げてみたいと思う。こうやって挙げてみて気づいたが、岩波文庫が多い。いやあ、岩波文庫最高。
今年はAIの勉強をしたい。専門書の比率が上がるので、去年のようなペースでは読めないかな。
- フィクション
- 白鯨 (岩波文庫) by メルヴィル
鯨の描写が細かく、聖書の内容に度々触れられていてとても勉強になるし、何と言っても訳と注釈が最高。これが岩波文庫のイイところ。
ちなみに『中』が我が家に二つあります。誰かもらってください。 - 王子と乞食 (岩波文庫) by マーク・トウェーン
古い翻訳の割に読みづらさがなく、すらすらと読めた。星三つ。 - ジーキル博士とハイド氏 (岩波文庫) by スティーブンスン
誰でも知ってる小説。今更感があるが読んでみた。ハイド氏の恐ろしさが臨場感たっぷりに伝わってくる。 - カルメン (岩波文庫) by メリメ
僕はオペラが先だったが、小説も良かった。 - 東京に暮す (岩波文庫) by キャサリン・サンソム
イギリス外交官夫人として来日した著者の日本人観を綴ったもの。日本人を小馬鹿にしているような記述が所々に見られたが、それが当時(今も?)の西洋人から見た東アジア系の姿そのものなのだろう。 - あしながおじさん (新潮文庫) by J・ウェブスター
優しい気持ちになれる小説。お金持ちになったらあしながおじさんの様なことしてみたい。 - 嵐が丘 (岩波文庫) by エミリー・ブロンテ
ヒースクリフのあまりの外道さに鳥肌が立ってくる。 - 月と六ペンス (岩波文庫) by モーム
ゴーギャンがモデルの小説。作中ではかなり破天荒だが、どこまで本当なんだろうか(ほとんど本当…?)。 - ヴェニスに死す (岩波文庫) by トオマス・マン
美しい少年に魅せられた主人公(男)の話。
- 白鯨 (岩波文庫) by メルヴィル
- ノンフィクション
- 量子力学と私 (岩波文庫) by 朝永振一郎
量子力学の登場など、物理学の変革の時期に生きた朝永振一郎の講義・講演をまとめたもの。同じくノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹とは中学時代からの仲であり、どんどん先に行く湯川と自身を比較して精神的にかなり病んでいたようだ。ドイツ留学時代の苦悩が生々しく書かれている。何でも上手くやる天才だと思っていたが、そうでもなかったようだ。かなり勇気づけられた。 - 科学者の自由な楽園 (岩波文庫) by 朝永振一郎
朝永振一郎の講演まとめ。 - 生命とは何か (岩波文庫) by シュレーディンガー
物理学徒なら知らぬ者の居ない量子力学の超有名な方程式”シュレーディンガー方程式”でお馴染みのシュレーディンガー。生命について物理学的に考察している。これは読むべき。やはり天才だな。 - 数学を志す人に (平凡社) by 岡潔
あまり数学とは関係なかった。 - 科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか (中公新書) by 酒井邦嘉
- 「偶然」の統計学 (早川書房) by デイヴィッド・J・ハンド
- 魂の退社 (東洋経済) by 稲垣えみ子
たぶん、会社辞めたくなると思う。 - 村上さんのところ (新潮社) by 村上春樹
- 本音で生きる (SB新書) by 堀江貴文
- 君はどこにでも行ける (徳間書店) by 堀江貴文
- 99%の会社はいらない (ベスト新書) by 堀江貴文
堀江さんらしい本。 - 新しい道徳 (幻冬舎) by 北野武
- ヤクザになる理由 (新潮新書) by 廣末登
- 学者は平気でウソをつく (新潮新書) by 和田秀樹
主に医学系の話。 - 無頼のススメ (新潮新書) by 伊集院静
- バカしか入らない生命保険 (祥伝社新書) by 三田村京
元大手生命保険会社勤務の著者による生命保険の解説。“生命保険はバカしか入らない”という意味でタイトルを捉えていたが、内容はそうでなかった。”バカしか入らない生命保険”の特徴を紹介している。
- 量子力学と私 (岩波文庫) by 朝永振一郎